矯正歯科では認定医を選ぶことがポイント!安心して歯の矯正を任せられる認定医について解説

矯正歯科では認定医を選ぶことがポイント!安心して歯の矯正を任せられる認定医について解説

「歯並びを整えたいけれど、どの医院を選べば良いのか分からなくて困っている」といった患者さんは非常に多いです。

そういった人のなかには、何となくただ近いからという理由だけでクリニックを選んでしまい、望んだような結果を得られないケースに陥ることも。

では、どうすれば良いのかというと、医師の専門性に関する資格に目を付けて選べば良いのではないでしょうか。具体的には矯正歯科に関する「認定医」と呼ばれる資格を有している矯正歯科医を探しましょう。

私は日本矯正歯科学会の認定医・指導医として、数多くの矯正治療を行っています。大学病院で19年間矯正歯科医として勤めてきました。大学病院勤務時代には、一般の矯正歯科クリニックで何となく矯正を開始して、思い通りの結果が得られなかった症例の相談を受けたことも数多くありました。

そもそも歯列矯正で失敗しない為には、患者さん自身である程度の知識を持っておくことによって防げることもあるのです。

今回はこの資格について、詳しく見ていきます。

矯正歯科の「認定医」資格とは?

当院診療風景

皆さんは矯正歯科に「認定医」と呼ばれる資格があることをご存知でしょうか。日本全国で歯科医は10万人いると言われていますが、そのなかの一握りが認定医として活躍しています。

どういった制度なのか詳しく見てみましょう。

日本矯正歯科学会という集まり

1926年に矯正歯科治療の発展を目的とした「日本矯正歯科学会」という学会が立ち上がり、現在の会員数は約7,000名です。

日本における歯科医院の数は約7万件あり、そのなかで矯正治療を行う医師は2万人にも上ります。それと比べても会員数が少ない印象を受けるのでは無いでしょうか。

この学会に認められた医師がすなわち「認定医」となるのですが、その数が会員数の半分に満たない2,800名だといいますから驚かされます。

認定医ではない医師も矯正治療を扱う現実

歯列矯正を行うのは、何も矯正歯科だけではありません。虫歯や歯周病の治療をするいわゆる「一般歯科」でも、法規制上は矯正治療をおこなうことができます。

「それなら一般歯科に任せよう」と思った人は、少し立ち止まって考え直した方が良いでしょう。なぜなら、矯正歯科医に比べて圧倒的に専門的な経験が不足している為です。

矯正歯科医を目指す人は、歯医者になった後に大学の医局に残って5年間もの歳月を費やし、矯正歯科に関する専門性を身につけます。
一般歯科はその専門知識を学ぶ5年間がスッポリと抜け落ちているのです。

その為、一般歯科は矯正の技量が十分かどうか外からは全くわかりません。

日本矯正歯科学会 認定医・指導医について解説

当院受付風景

日本矯正歯科学会が認定医を認める機関であることは先に述べた通りです。では、どのようにすれば資格を取得できるのでしょうか。

また他にも「指導医」や「臨床指導医(旧専門医)」という資格も存在しています。それらを詳しく見ていきましょう。

認定医になるには?

まず5年以上に渡って学会の会員になっている必要があります。そして学会指導医のもとで、さらに5年以上の年月をかけて矯正歯科に従事しなくてはなりません。

それと同時に、自身が作成した論文を学会誌に発表することも要件にされている上に、学会が用意した試験に合格する必要があります。

これらをクリアして初めて「認定医」と認められるのです。長い道のりであることと、高い専門性が求められていることが分かるでしょう。

指導医や臨床指導医(旧専門医)

「指導医」と呼ばれる存在もまた、日本矯正歯科学会が認定を行なっているのですが、12年以上に渡って専門的な治療に従事していることが必要とされています。

また、大学病院などの研修をおこなう機関において、3年以上の教育歴があるか、それ相当の研究業績を有していることが条件となります。

さらに、その中から選抜された医師が「臨床指導医(旧専門医)」として認められています。治療技術と、専門性を身に付けたい人を指導できる力量の、両方を備えた医師が選ばれる資格になっています。

矯正歯科における認定医を選ぶメリットを紹介

当院診療風景

矯正歯科において、とりわけ認定医を選んで治療を受けることが大切になってきます。なぜそうだと言えるのか、以下にそのメリットを紹介しましょう。

治療に対する信頼性の高さ

やはり専門性をしっかりと備えた歯科医の治療を受けられることは、大きなメリットと言えるでしょう。治療期間中に万が一のトラブルがあった場合にも、適切に処置してくれるに違いありません。

治療期間が最短で済む

認定医が常勤しているクリニックだと、患者さん自身の予定に合わせてスケジュールを組むことが出来るので、結果として治療期間を短くすることができます。

患者さんに合った治療計画を立てられる

歯列の状態というのは、患者さん一人ひとりで大きく異なっています。認定医ならば持ち前の専門性を活かして、最適な治療装置をセレクトし、適切な治療をおこなってくれるでしょう。

 


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矯正治療を始めようとひそかに決心したとき、医院選びにはとても迷うと思います。

医院選びにあたり、経験豊富な矯正歯科専門クリニックであること、通院しやすいこと、治療費や支払方法が明確でリーズナブルであること、はまず大事な要素だと思います。それ以上に、医師やスタッフが要望を十分に聞いてくれて、治療方針や器具や費用についてきっちりと説明してくれるうえ、それらに説得力があり、信頼関係を構築できるかどうかが大事だと思います。

歯並びを治すことによって、きれいな歯並びを手に入れるだけでなく、歪んだように見える顔立ちや口元の雰囲気まで改善できる場合があります。見た目の印象がより良くなるだけではなく、口腔内の環境や体全体にも良い影響があると考えられます。歯列矯正をしたことで性格がますます明るくなり、心にもいい影響があったと思われる方が多いのも事実です。

ご自身の歯並びの問題を、歯列矯正によって改善できるのかどうか、初診相談を受けて、知ることから始めませんか。


まとめ

以上、矯正歯科における認定医の存在について紹介し、その資格を取得する方法に触れ、有資格者に治療を受けることのメリットについて解説しました。

矯正治療にかかる費用というのは、とても高額なものなのでクリニック選びで失敗したくないものですよね。

そのような問題を回避する為に、医師の技量に関する資格の存在を考慮しながら、クリニックを選ぶと良いでしょう。

当院は認定医と指導医、2つの資格を持つ医師が治療に当たっています。歯列矯正で悩み事があるならば、どのような内容でも相談に乗りますので、ぜひ一度お越しください。

                         

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