歯列矯正は大人の女性に大人気!人気の理由や知っておくべき情報を大公開!
「昔から歯並びが悪かったけど、この歳になってもやっぱり気になる」といった悩みを抱えている成人の方も多いかと思われます。
歯列矯正といえば、昔は子供が治療を受けるイメージでしたが、いつの頃からか大人でも施術を受ける人が増え始め、ますます人気が出ている状況です。
「これが私だから」と歯並びが悪いことを自身に言い聞かせて無理に納得していた人も、今すぐ矯正を受けられるとしたらどう思われますか?
何となくタイミングを逃して子供の頃に諦めた歯並びの乱れを、現在からでも治せるとなれば「治療しようかな…」といった考えが浮かぶはずです。
私は日本矯正歯科学会の認定医・指導医として、数多くの矯正治療を行っています。以前ほど、歯列矯正をしていることが恥ずかしいことではなくなってきています。歯列矯正をしていることを自信をもって発信する著名人も増えています。「綺麗な姿になろうと努力する女性は魅力的」「美意識が高く、美しい歯並びのために自己投資できることは他人に対して誇れること」といった価値観が生まれてきています。
周囲の目線が変わりつつあることで、以前よりも患者さん自身がポジティブな姿勢で治療に臨めるようになっています。もう矯正治療中の口元を見られることが、恥ずかしくない、気にならない時代なのかも知れません。
今回は、成人になってから治療を始めるにあたって知っておきたいことを紹介しましょう。
昔は子供がしているイメージだった歯列矯正が大人でも一般化に
一昔前までは「歯列矯正は子供がするもの」という考え方が一般的で、大人になって施術を受ける人は見かけなかったのですが、最近になって成人が歯並びを整えるケースが非常に増えています。
金属製のワイヤー型矯正装置を装着した様子は物々しく、見るからに大変そうでした。当時は「成長期に合わせて矯正しておかないと、後になってからでは遅い」という考えが主流だったのでしょう。
現在では、ワイヤー型の矯正装置もより目立ちにくいものが用意されていますし、新しい歯列矯正の方法として透明な樹脂製のマウスピースを用いた方法もあります。
歯列の乱れを治す治療法も少しずつ、着実に進化していることが見受けられ、大人が治療を受ける環境が整っています。そもそも歯の矯正はいつ頃から始まったものなのでしょうか。
紀元前から記述がある
実は、歯並びの悪さを治す為に歯を動かす方法については、紀元前の昔から書物に「指で押して」動かすようにと記されています。その事実から、歯並びの問題は今も昔も切実なものだったことが分かるでしょう。
では、現代のワイヤー型矯正装置につながる方法が開発されたのはいつかと言いますと、時代が進んで20世紀初頭になります。そこからおよそ1世紀の間に渡って採用されてきた為、成熟した治療法といえるでしょう。
ワイヤー型は歯に大きな力を加える為、患者にある程度の負担を強いますが、それに比べて微弱な力を長時間加え続ける考え方は昔からありました。それが現在のマウスピース型矯正の考え方につながっています。
治療法がどんどん洗練された結果、今では大人が歯を矯正することが一般的になったといえるでしょう。
歯列矯正を大人になってから始める人が多くなった理由とは?
前述したように、現在の歯列矯正は成熟した施術法になっている為、成人の歯も綺麗に整えることが可能になっています。
「子供の時にやっておかないとダメ」といった考え方が後退していった結果、誰でも、何歳からでも始められるものとして親しまれるものになったのでしょう。
ここでは、成人になってから治療を開始する人が増えた理由について、もう少し掘り下げて考えてみたいと思います。
美しい顔立ちを手に入れたい
顔を真横から見て、鼻と顎の先端を直線で結んだ線を「Eライン」と呼びます。このラインの内側もしくは線上に上下の唇が収まることが理想的とされいて、症例によっては矯正によりその位置に持っていくことが可能です。
また、噛み合わせが悪いことから顎の筋肉に負担が掛かり、筋肉が不必要に発達している人もいます。そのような症例では、矯正によって正しい噛み合わせを取り戻すと、顎周りの筋肉がスッキリとして、顔の輪郭がシャープになることもあります。
このように「矯正によって理想的な顔立ちが手に入る可能性がある」ということに、多くの人が気付きはじめたことから、美を追求する目的で治療を受ける方が増えたと考えられるでしょう。
高い治療費が払える立場になった
歯並びの治療にかかる費用は決して安くありません。なかには「とてもじゃないけど手が出ない金額」と感じて、諦めた人もたくさんいることでしょう。
ところが社会人となり、毎月安定してそれなりの給与を得られるようになると、歯の矯正治療を受けることが現実的な選択肢として浮かび上がってきます。
自身の生活に余裕が生まれてから改めて矯正を検討してみると、支払い能力が高まったことで「この金額ならば大丈夫かも」といったように、考えに変化が生じるのです。
そのことが、成人になってから歯並びの乱れを整えようとする人が増えている原因の一つとして考えられるでしょう。
成長しきった歯だからある程度の自由が利く
学生時代などの成長期に歯並びを正そうとすると「歯や骨格の成長」という要因が重なってきます。その為、その点も考慮に入れた治療スケジュールをクリニックは提示します。
ところが、成人になると歯や顎の骨格は成長しきった状態になるため、「歯や顎の骨格の成長」という考慮しなければならない不確定な一つの要因が消えることになります。そのことから、治療計画やスケジュールの見立てが立てやすくなります。
その結果、自身の都合がつきやすくなります。学生時代に比べてクリニックに通いやすくなることもまた、大人になって治療を受ける人が増えた一因といえます。
目立たないマウスピース矯正も人気を後押し
「ワイヤー型矯正装置を着けるのは、目立つし、扱いが大変そう」と感じている人にとって、マウスピースによる矯正は魅力的なものに映るかも知れません。
透明の樹脂でできている為に目立たないし、食事や歯磨きの際には取り外すこともできます。その為、多くの人と接する機会があり、その際にマナーが重視される社会人にとって「これなら大丈夫かも」と思えるのです。
このように、新しい治療法が生み出されたことも、成人になってから矯正を検討する人を後押しする理由になっているのでしょう。
歯列矯正を大人がはじめる際の注意点とは?
大人が歯列矯正の治療を受けられる環境が整っていることは、素晴らしいことでしょう。ただし、物事には必ずメリットとデメリットが存在するものです。
それらを把握した上で、治療を受けるかどうかを決めることが、後悔しない為にも大切になってくるでしょう。歯列を整える治療をはじめる際に注意すべき点を紹介します。
大きくなってから始めることのメリットとは?
まず、何よりもルックスにコンプレックスを感じていた人は、治療によってそれを解消できる可能性が高いでしょう。見た目が美しくなることで、自信を持つことができます。
また、歯並びの悪い人は、他人には分からない苦労をしている場合が少なくありません。しかも、自身にとってそれが当たり前になっていて「苦労している」という感覚すら持っていない患者さんもいます。
そういった人が治療を受けた結果「噛み合わせが楽になって驚いた」「口が自然と開いてしまう問題が解決した」といったように、本来の機能を取り戻したことの喜びは大きいものに違いありません。
そして、歯並びが悪いと歯ブラシが届かない箇所が出てきて歯周病や虫歯になりやすいのですが、口内環境が改善することで、そのような問題もすくなくなります。
デメリットも当然ながら存在する
治療の方針はクリニックと相談した上で決まりますが、ワイヤー型矯正を行うと決定した場合、一度装置を取り付けると、数ヶ月~数年に渡って取り外せません。「装置が目立ってイヤ」という場面もあり得ます。
また、ワイヤー型矯正は一本ずつの歯に、ブラケットと呼ばれるパーツを装着します。それが歯ブラシのブラッシングを邪魔して、歯周病や虫歯になってしまうこともあるでしょう。
また、歯を動かすためには一定の力を掛けることになるので、患者さんによっては痛みや違和感を感じてしまうことがあります。そのような問題は少し期間が経てば慣れますが、なかには嫌がる人もいるでしょう。
場合によっては長期スパンで考えることも必要
治療を開始して装置を装着する期間というのは、患者さんの状態によって大いに左右されるポイントです。治療期間が短い人ならば数ヶ月で済みますが、長い人ならば3年に及ぶ場合もあるでしょう。
そして、歯並びを整える作業を終えた後には「保定期間(ほていきかん)」といって、歯が元の位置に戻ってしまう「後戻り」という現象を防ぐ為の治療が必要になります。
その際も専用の器具を装着するのですが、長く掛かる人は2年ほどの期間を要します。このように、数年単位で治療が行われる場合もある為、途中で嫌になってしまう人も存在します。
いざ治療を受けようと決めたのならば、じっくりと腰を据えて自身の症状と向き合う覚悟のようなものが必要になるでしょう。
ユニゾン矯正歯科銀座6丁目なら「美しい歯並びや顔立ちを得るための矯正治療」について相談可能!
歯並びを治すことによって、笑顔が綺麗になるばかりではなく、歯磨きがしやすくなり、滑舌やかみ合わせがよくなり、さらに口元の雰囲気や顔立ちまで改善できる場合があります。
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ユニゾン矯正歯科では、丁寧なカウンセリングを行ったうえで説明いたします。
上顎・下顎の位置関係や歯並びや歯の大きさや歯の傾きなどを確認し、同じ年代・性別の方々と比較してご自身のどこに問題点があるのか、そして、歯列矯正でどのように改善可能なのかどうか、を説明いたします。
まとめ
以上、歯列矯正を大人になってから始めることは、もはやあたりまえになった点を説明し、その理由について考えてみました。
さらに、これから治療を始めるにあたって注意しておきたい点についても解説したので、治療を受けるかどうか判断する際の参考にしてください。
理想的な状態の歯並びが手に入ることは、多くの喜びを患者さんに与えてくれます。もちろん、そうなる為に治療期間中には一時的な多少の我慢を強いられることもあるでしょう。
「多少の苦痛を乗り越えた先には良いことが待っている」と信じて治療に専念すれば、良い結果が得られるに違いありません。
当院では、一人ひとりの患者さんに最適な治療法で応え、悩みを解消します。ぜひ一度、相談にお越しください。
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