歯医者の矯正で噛み合わせがおかしくなった?矯正中の噛み合わせ問題について解説!
歯医者で矯正治療を受けている人のなかには「なんだか噛み合わせがおかしくなったかも」といった感覚を抱く方もいることでしょう。
実のところ、そういった症状に悩まされる患者さんは非常に多いのです。これは、歯列矯正の世界では「あるある」と言えるほど一般的な問題であり、一時的なものなので、ひとまずは安心しましょう。
私は日本矯正歯科学会の認定医・指導医として、数多くの矯正治療を行っています。明らかに治療が必要な、日常生活や対人関係に支障をきたす歯並びや咬み合わせをお持ちの方にとっては矯正歯科治療をすることには様々なメリットがあります。見た目の印象がより良くなるだけではなく、口腔内の環境や体全体にも良い影響があると考えられます。
自身の噛み合わせがおかしいと感じるようになった時に、どういった手順を踏めば良いかというと、とにかく主治医に相談することです。
主治医は患者さんを診察した段階で「こういった治療を施すべき」という明確な方針を持って歯列矯正を行なっているので、不安を感じたならそのことを伝えると良いです。
今回は、そのような問題について見ていきましょう。
歯医者で噛み合わせがおかしくなった理由とは
歯列矯正は長期間に渡ってワイヤー型やマウスピース型の矯正装置を装着します。それだけじっくり時間をかけないと、歯を動かすことができない為です。
そういった具合に、長い期間をかけて歯医者で治療を受けている時に「噛み合わせがおかしくなった」と感じるケースは、非常によくあります。
大切なのは、そのような感覚を持ちながらも治療を継続させることです。途中で勝手に治療をやめてしまうと、それ以降は症状がいい方向に向かう可能性が無くなってしまいます。
ここではもう少し詳しく、噛み合わせがおかしくなったと感じる原因について考えてみましょう。
歯が動いている途中
考えられる理由としては、歯を目的の位置に動かしている途中だから、噛み合わせがおかしくなったと感じることです。矯正を続けるうちにドンドン症状が悪くなっている気がして、不安に感じる人もいるかも知れません。
しかし歯医者は、治療が完了した時の理想的な状態を目指して歯を移動させているので、歯列矯正が終わった際には良好な噛み合わせの状態になっているでしょう。
最悪なのは、先にも述べたとおり「状態が悪いから」と治療を自身の判断で勝手にやめてしまうことです。その点だけは気をつけて、不具合を感じながらも治療を継続することが大切です。
矯正で「噛み合わせがおかしくなった」とならないために
歯列矯正で歯医者さんのお世話になっているのに「噛み合わせがおかしくなった」という感覚にならない為には、どうすれば良いのでしょうか。
ここでは、噛み合わせがおかしくなったせいで不安感や嫌な気分になることを避ける為に、心がけておくべきことについて解説しましょう。
検査や説明をしっかりしてくれる歯医者を選ぶ
歯列矯正は高額な医療費が必要なため、つい価格設定の安さだけで歯医者を選ぼうとしていませんか?もしそうだとしたら、その点は必ず改めるようにしましょう。
医師とは長い付き合いになる訳ですから、自身が不安になった時に検査で状態を調べてくれたり、その検査結果を患者さんに分かりやすく伝えてくれる医師を選ぶべきです。
その見極め方の一つを挙げるならば、初診の終了とともに治療方針が打ち出されますが、それに際して自身が納得できるまで説明を求めても、その声にしっかりと答えてくれているかという点です。
その点に注意して、細かい部分まで気になることを質問してみましょう。親身になって寄り添ってくれる医師がいる歯科医院を選ぶと良いでしょう。
マウスピースの装着時間を守る
マウスピースはその構造上、上下の歯が噛み合う部分に樹脂が挟まる訳ですから、噛み合わせがおかしくなったと感じるケースが非常に多いでしょう。
マウスピースでの矯正治療は、段階的にマウスピースを新しいものへと切り替えて正しい歯列へと近づけていきます。その為、新しいマウスピースを装着する度に、締め付けられる感じがしたり、違和感を覚えてしまう場合があるでしょう。
その違和感を嫌って、1日に必要とされる装着時間を守らないでいると、思ったような効果が得られません。なかには治療途中で、装置をまったく装着しなくなる人もいるでしょう。
そうなると、歯並びを正している途中の状態で歯列が放置されることになります。その結果、さらに噛み合わせが悪くなってしまうケースが考えられるでしょう。
噛み合わせがおかしい状態が続いたら歯医者に相談
歯医者での治療期間中、ずっと「噛み合わせがおかしくなった」という状態が続くようなら、自身の歯列が今どうなっているのか、説明を求めても良いでしょう。ここではその点について詳しく見ていきましょう。
症状がずっと続くなら歯医者に相談を
噛み合わせが悪い状態がずっと続いて不快な思いをしているならば、思い切って医師に相談してみましょう。そうすることによって原因が見つかり、治療方針が変わることもあり得ます。
また、矯正のために装置を装着した際には、歯列に力が加わるために痛みを感じるケースがあるでしょう。そういった症状は、器具の装着から2~3日で消えていくものです。
それにも関わらず痛みがずっと続くようならば、歯医者に相談しに行くことをお勧めします。医師はそのような患者さんからの声に対して、適切に処置をしてくれるはずです。
歯列の治療中というのは、歯医者と患者さんが一体となってゴールを目指している状態です。患者が「噛み合わせがおかしくなった」と違和感を覚えたならば、医師はその原因を突き止めて改善してくれることでしょう。
他の矯正歯科でセカンドオピニオンを受ける
症状が一向に改善しない患者さんのなかには「本当にこの治療を続けていて良いのだろうか」といった疑問を持ってしまう人もいることでしょう。
そういった方に利用してもらいたいのが「セカンドオピニオン」です。これは多くの矯正歯科が取り入れている制度で、お世話になっている歯医者とは違う医院で自身の症状を診てもらうことを意味します。
セカンドオピニオンを受けることで、本当に現在通っている歯医者の治療が正しいのかどうかのチェック機能を果たしてくれるでしょう。
それを受けた結果「やっぱりこの治療法で正しかった」と再認識し、安心できるケースがあるでしょう。それとは逆に「間違っている」という意見が出たならば、別の歯医者にお世話になることも視野に入ってきます。
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まとめ
以上、歯医者での矯正治療中に「噛み合わせがおかしくなった」と感じる原因を考え、そうならないために取るべき手段に触れ、症状が長く続く場合の対策について解説しました。
歯列を整える専門家である矯正歯科といっても、その医院が掲げるモットーや積み重ねた経験の数はそれぞれでまったく違います。
さらには正しい診断が出来ているかという点や、兼ね備えている技術まで、歯医者ごとにバラバラな状況だと言えるでしょう。
患者さんはそういった状況のなかから、最適な歯医者さんを見つけ出さなければなりません。当院では「認定医」の資格を持つ医師が、適切な治療を行なっています。